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プロになるために、失敗はつきもの【入社5年目スタッフ】

2019.05.15

こんにちは。
入社5年目のスタッフです。

 

突然ですが、皆さんはプロという言葉にどのようなイメージをもっていますか?
私の思うプロは、『高度の技や幅広い知識を持ち合わせていても、現状に満足せずに愚直に新しいことにチャレンジする人』です。
型にとらわれず、幅広い知識の中からあっと驚く提案や想いを伝えることで、お客様のそれ以前にある価値観をも変えることができます。

ここからは以前のお話になるのですが、お客様の提案で他スタッフのプロを感じたことがありました。

あるお客様からラグ提案のご依頼がありました。

いろんなお部屋にボー・デコールの家具を大切に使ってくださっているインテリアが大好きな方です。
一つ一つのインテリアに記念や思い出が込められていて、愛着もってお使いくださっています。

 

寝室に置くインテリア、ベッドや一人掛けのチェア、サイドテーブル、テレビ台など…こだわりの詰まった空間にするために、何度も打合せを重ねていました。
家具の色合いはアクセントとなるライトブルーやイエローなどの色合いを重ねていました。
最後の仕上げとしてラグを選ぶときに、私はお部屋に色合いが似合うか、似合わないかの基準でコーディネートを考えすぎてしまって、凝り固まったご提案をしてしまいました。

結果、良くも悪くも無難に、似合うけれどしっくりはこない…もどかしく感じていました。

そんなとき、他スタッフが全く別の視点で思ってもみなかった色のラグを提案したのです。
正直、とっても驚きました。ですが、お客様はとてもしっくりときて、納得したことで、即決でした。

 

そのスタッフは、このお客様にとって、おそらく最後になるであろうラグ選び、仕上げである寝室、見ているとほっとする深い濃紺のラグにその方らしさを感じて提案をしたそう。
厚い信頼関係もあり、そのスタッフが語った一枚は心に響き、既に、その方の大切なモノになったのだと思います。

選ばれたラグの色合いやデザインは全く自分の頭にはなかったもので、価値観を変えられたくらいに斬新な驚きを与えたそう。

 

私達の仕事はご要望のものを提案するだけの仕事ではありません。
凝り固まらず、広い視点でその人へのベストを探して、見つけて、背中を押してあげる。

モノの見方を知っていらっしゃる方でも、何度も大切なことを伝える。
段階を踏んで、寄り添っていくことが何より大切なのだと考えます。

努力がまだ足りないぞ!できることは沢山ある!頑張っていこう!そんな風に思った出来事でした。

これから私も、全ての方に私なりのベストな提案をしていきたいと思います。

 

私たちの仕事であるインテリアは家具だけでなく、絨毯・カーテン・雑貨…様々なものをご提案します。
伝え方や魅せ方によってはインテリアの楽しさや心地良さを体感して、この度ご紹介したお客様のようにかけがえのない暮らしの一部分として楽しんで頂けるととても嬉しいです。

 

学生のときも、社会人になってからも、どの仕事についてもプライベートでも、失敗やもどかしさは続きますが、それをどう捉えて学ぶかで、成長はし続けられると思います。

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