私たちの運営するインテリアショップ、ボー・デコールで働いた後、
独立したスタッフと先月久しぶりに会う機会がありました。
選考にお越しいただいた学生さんをつれて、彼女が営むショップへ行きました。
うつわや ヒメミズキ
その日選考にお越しいただいた学生さんの中には、将来自分で雑貨屋さんを開きたいという方がいました。
それもあって、実際に当社が運営するボー・デコールで働いた後、独立したスタッフの話を聞いてもらうのがよいのではないかと思いそのお店を訪れたのです。
彼女が話す言葉は飾らず、ありのままで、学生さんにとってもさまざまなことを感じ、考えるきっかとなったようです。
話の中でとても印象的な言葉がありました。
「お店をひらいた時は自分のあまりのできなささに愕然として。まわりの人たちがすごすぎて。あんなにボー・デコールでいろいろとやってきた、と思ったのに得意なことがなくて・・・」
とても意外な言葉でした。
彼女のお店はすごく繁盛していて、オープン当初からその人柄と努力で順調な印象だったので、そんな苦悩があったのか、と。
確かに彼女がお店をかまえる場所は新潟の古町というところで、まわりにはこだわりのショップがたくさんならぶ場所です。
その実感と経験からくる言葉は大切な、真実を伝えてくれる言葉でした。
会社で働くということはある面では会社という看板に守られることでもあります。
ひとたびその看板をとった時にどうなるのか。
今の仕事が会社の看板がある上で成り立っている状態で、自分の力だけだった場合にどうなるのか。
私たちが大切にしている会社の創業精神。
他の会社でいうところのビジョンや理念に近いものの中にこの言葉があります。
「他の企業から欲しいといわれる人材を育成し続けるチーム」
これがまさに、会社の看板をとった時でも、お客様から求められる「ひとりひとりが自立した個」となれるか、をあらわしています。
会社という看板、商品のブランド力、チームという環境に感謝すること。
その上で常に「自分自身の考え、想像力、準備がお客様にとってよりよい結果をもたらしているか。」
これを基準にして仕事をしていきたい、そうあらためて感じさせてくれる機会となりました。