こんにちは。
本日は「より良い提案をする」ということについてお話ししたいと思います。
先日あるお客さまから「数年前に購入したソファのクッションが汚れてしまった」とご相談を受けました。
お使いのソファは、写真のように、木のフレームの上に座クッションを2つ・背クッションを2つのせた形です。
汚れてしまったのは座クッションの1つだけなので、「その部分だけのクッションカバーを作り直したい」とのことでした。
さて、皆さんならどのように対応するでしょうか?
お客さまのご希望通り、座クッション1つだけを製作するのも間違いではありません。
ただ今回のソファは何年か使用しているものなので、生地が日焼けして色が変わっている可能性がありますよね。
1か所だけクッションを交換すると、全体で見たときにその部分が浮いてしまうかもしれません。
もちろん全てのクッションカバーを製作すると、その分お金もかかるので、どうするか決めるのはお客さまです。
ですが「こういう可能性もありますよ」「こんなこともできますよ」と選択肢を示してあげることは、プロとしてとても大切なことです。
これは全てのことで当てはまります。
お客さまの希望を、何も考えずに全て叶えてあげるだけならコンピューターにもできますよね。
大きなダイニングテーブルを置くのが夢だったけれど、実際に置いたら歩くスペースが狭くなってしまった。
好きな色を選んでいったら、まとまりがなくなってしまった。
・・・そうならないために私たちは日々勉強し、何気ないことにも理由を持たせて過ごしています。
お客さまに喜んでいただくために「より良い提案」ができる、プロのスタッフを一緒に目指していきませんか。