こんにちは。
新入社員の千葉です。
アートギャッベには「生命の樹」という文様があります。
この文様には健康長寿の意味が込められています。
ギャッベでは有名な文様の一つです。
生命の樹のモチーフのひとつ、”糸杉”について紹介したいと思います。
こちらが実際の糸杉という木です。
とても背が高い木ですね。10メートルは優に超えています。
織子さんが住んでいるイランでは昔から聖樹として大切にされています。
周りが海に囲まれた日本と降水量が少ないイランとでは見ている風景も大きく違います。
織子さんたちはイランの南西部、シーラーズという地域のザクロス山脈で遊牧生活をしています。
降水量の少ないザクロス山脈では大きな木は生命維持が出来ないため、低木や草が多いのです。
そのような過酷な土地で糸杉はまっすぐに高々と生えています。
糸杉には樹高と同じほどの根っこが生えていると言われ、地中深くの養分や水分も確保することができます。
そのため糸杉は乾燥した大地でも生きていくことができるのです。
乾燥した土地に悠然とそびえ立つ糸杉を見て、織子さんたちは自然の生命力を感じたことでしょう。
「糸杉のように家族が元気で長生きしてほしい。」
願いはギャッベの文様となり、母から娘へ代々織り継がれていきました。
そして現在も。
文様の一つ一つの意味を理解していくことで、よりギャッベに愛着がわきます。
織子さんのメッセージを感じてギャッベの楽しむのも素敵ですね!