こんにちは。
ゴールデンウィークは皆様どのように過ごされましたか?
久しぶりに遠出ができた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
ボー・デコール横浜店ではイベント期間中ということもあり、多くのお客様からご来店をいただきました。
そして、今週14日からはリネンカーテンフェアが始まります!
普段展示をしていないスタイルカーテンなどを展示して皆様をお待ちしております。
今日から14日までリネンカーテンについてのブログを投稿していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
初日の本日は、リネンカーテンとはどのような特徴があるのかをお伝えしたいと思います。
リネンとは?
そもそも私たちがご紹介しているリネンカーテンの素材、リネンとはどのような特徴があるのでしょうか?
リネンについてご紹介したいと思います。
リネンは紀元前から使われてきた麻の仲間です。
亜麻という種類で、麻の中では1番柔らかい素材です。
洋服や寝具など肌に触れるものに使われているイメージが強い方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リネンの特徴
リネンはどのような特徴があるのかお話したいと思います。
1、丈夫で長持ち
リネンは水に濡れることで強度が増していく特徴をもっています。
繊維が水分により膨張し密着することで、羊毛では4倍、コットンの2倍の強度になるといわれています。繰り返しの洗濯でも傷みにくい繊維で、長く使用することができます。
海外にはなんと100年以上も使われているリネンがあります。使っていくと風合いが増していくのも良さの1つです。
2、汚れにくい
リネンの繊維にはペクチンという成分が含まれています。このペクチンという成分は繊維と繊維をつなぐノリの役割をしています。
ペクチンには汚れが付きにくく落ちやすいという特徴や毛羽立ちを抑えるという性質を持っているため、ポリエステルなどの化学繊維と比べ静電気が発生しづらく、ほこりやごみも付着しづらいため衛生的にお使いいただけます。
また、通気性にも優れているため、抗菌性もあります。
繊維そのものに菌の繁殖を抑える効果があるため、パンや穀物をリネンの袋で保存する文化があるほどです。
3、吸収性が高い
リネンは綿の4倍吸収性があると言われています。また、通気性や速乾性にも優れているため、濡れてもすぐに乾きます。
梅雨や雨など湿気の多い時期に好まれるのは通気性の良さや速乾性も理由の一つです。
4、通気性・保温性に優れている
今までお話したように、リネンは通気性に優れた素材です。その理由は、繊維がストローやマカロニのような形をしているからです。
その空洞には空気層になり、夏は余分な熱を逃がし、冬は熱をため込んでくれるため、1年中快適に過ごせるように手助けをしてくれます。
たくさんの良さを持つリネン。カーテンにすることで、優しい光や柔らかい質感がお部屋を満たしてくれます。
それではここからはリネンカーテンについてお話したいと思います。
リネンカーテンのメリット・デメリット
リネンカーテンのメリット
リネンカーテンのメリットは、今までお話したリネンの良さだけでなくカーテンにするからこその良さがあります。
1、天然素材特有の透け感や肌触り
リネンカーテンの透け感は化学繊維では感じられない天然素材特有の透け感があります。
ポリエステルなどの化学繊維は均一に繊維が織られています。そのため、入ってくる光の量も均一です。
リネンなどの天然繊維は、繊維が不均一なため光が入ってくる量も毎回変わります。だからこそ、その一瞬一瞬が特別な時間に変わります。
1日の中でも表情が変わるため、1日を通して楽しむことができます。
また、柔らかく心地よい肌触りも天然素材ならでは。
カーテンの開け閉めをする時も心地よく感じられます。
2、プライバシーを守る
リネンカーテンは透け感があることによって中も外から見えてしまうのではないかと心配される方もいらっしゃると思います。
しかし、1でお話した繊維が不均一なことによってプライバシーを守ることにもなります。
こちらは外から中の様子を撮影してみました。
人影もほとんど分かりませんよね。
では、夜はどうでしょうか?
窓に近づくとうっすら影が見えます。こちらはレースカーテンを掛けている写真なので、厚手のカーテンはほとんど気になりません。
2,インテリア性が高い
無地のものでも素材感を感じられるため、組み合わせがしやすく発色がキレイに出るため、昼でも夜でもお部屋を美しく見せてくれます。
また、家具や床に使われている木の素材とも天然素材同士相性がとても良いです。今使用しているものでも合わせやすいのもリネンカーテンの魅力です。
では、ここからはリネンカーテンのデメリットについてお話したいと思います。
リネンカーテンのデメリット
リネンカーテンも良い部分だけでなく、手間がかかる部分もあります。
1、シワができやすい
リネンといえばシワができやすいというイメージを持たれている方も多いと思います。
カーテンの開け閉めでよくカーテンを持つ部分などは特にシワができやすくなります。
シワが気になる際は、霧吹きやスチームを当てながら下にカーテンを引っ張ると気にならなくなります。
2、遮光性が低い
リネンカーテンは遮光性があまりありません。そのため、寝室など朝光を入れたくない場合は注意が必要です。
濃い色味のカーテンを選ぶことで光の量は少し抑えることができます。
3、生地の伸縮がある。
リネンはお部屋の湿度を調節する性質を持っています。湿気の多い時期はリネンが湿気を吸い生地が伸びます。逆に湿気の少ない時期は湿気をを放出し生地が縮みます。そのため、毎日少しずつ丈が変わります。
また、加工していない生地は一番最初のお洗濯で約5%~7%生地が縮みます。2回目からは大きく縮むことはありませんが、縮みを考慮した長さや加工をつけることができるカーテンもあります。
4、化学繊維や綿のカーテンと比べて金額が高め
材料となるリネンは6~7年に一度しか収穫できないこともあり、綿やポリエステルなどの化学繊維と比較して価格が高くなりがちです。
また、高品質な麻カーテンはオーダーで作成することが多いため、市販のものよりも購入時の負担が大きくなりやすいといえます。
良い面・悪い面を理解した上で使うことが大切になります。
ぜひ、写真ではわからないリネンの柔らかい肌触りや心地よさを実物を見て感じてみてください!
リネンカーテンが気になった方はぜひ実際に使用している方の感想も見てみてください!
次回は、私たちがご紹介しているLif/Linのカーテンだからこそできることについてお話したいと思います。
イベント情報————————————————
リネンカーテンフェア 5/14(土)~6/19(日)
インテリアショップ ボー・デコール横浜店
神奈川県横浜市都筑区中川1-18-11栄ビル1F
TEL 045-914-7718