皆さんこんにちは。
新年度も始まり、忙しく過ごしている方も多いと思います。体調に気を付けながら良い新年度をお迎えください。
さて本日は、ハグみじゅうたんておりシリーズのグラデーションの美しさの魅力についてお伝えします。
こちらのておりシリーズは、一本一本糸を手で結び付けて織り上げる「手織り」のじゅうたんです。すべて手仕事のため、150×200(2畳弱)の大きさでも織り上げるのに約3ヶ月くらいかかります。
さらに、使っている糸も一本一本手で紡いでいます。手で紡いだ糸は機械で作った糸とは違って、一つ一つの糸の太さが違っていきます。太かったり細かったりするのでそれぞれに風合いがあるのです。
違う風合いの糸を手仕事で染めていくので、上のように赤で染めたとしても一本一本の色合いが変わっていきます。
その糸を手織りで織りあげるからこそこの繊細なグラデーションが表現されるのです。
赤色で染めたハグみじゅうたんの色合いを近くで見てみると、色合いの出方は無数であることを感じさせます。
白に近い赤色の色合い、そして深みのある赤など同じ赤色でも少しずつ違っていくことで、この美しいグラデーションが生み出されるのですね。
手仕事ならではの一定でない感じは、飽きのこない表情を持ち、長く使い込めるのも特徴の一つです。
ておりは織りの構造上、自分のほうに向かって織り上げるので、毛並みも寝ていきます。そのため、見る方向によって色合いの変化もあります。
こちら側からご覧になると明るい表情になります。柔らかく優しいピンクの色合いですね。
一方で、反対側から見ると深みのある色合いになります。お好きなお色の方を向けておいていただいても、季節によって向きを変えて楽しんでいただくのもこちらのシリーズならではの特徴です。
さらに、ておりシリーズならではの艶感もこのグラデーションをより深みのある印象にしてくれます。実は、洗いの洗浄の工程を5~7回くらい繰り返し行っています。洗浄で使っている道具はファーラーと呼ばれますが、結構重いそうです。現地の職人さんが一生懸命洗浄してくださっているからこそ、この美しさが表現できます。
太陽光が入ると、艶感があるためキラキラと輝くように見えるのもとても美しい表情です。
夜は照明の下でより深みのある色合いを見せてくれます。
じゅうたんは飽きがきそうだから飽きたら買い替えるという方も多いかと思いますが、ておりじゅうたんは様々な表情をお楽しみいただるため、長く使い込めるのが魅力です。
皆様もぜひハグみじゅうたんのておりの様々な表情を楽しんでみてはいかがでしょうか?