こんにちは。雨の日が続き、折りたたみ傘が必需品になってきましたね。風邪などひかないよう、ご注意ください。
最近、カーテンをご覧になられるお客様が多くご来店されています。
カーテンを購入するときにカーテンの丈をどのように決めたら良いか悩まれる方も多いと思います。
そこで、リネンカーテンの丈の選び方についてお話したいと思います。
リネンの特性とは?
リネンは自然素材なので、湿気などの室内環境によって伸び縮みの変化があります。
湿気が多い梅雨時期などは思った以上に丈が伸びることもあり、一部分だけ床につくこともあります。
そもそもなぜリネンカーテンは丈が伸び縮みが起き、一般的なカーテンは伸びたり、縮んだりしないのでしょうか?
それはカーテンの生地を作る際に、使われている糸の素材によって大きく別れます。
普段着ている洋服やインテリアファブリックなど身近なところでは、ほぼポリエステル繊維が使われています。
ポリエステル繊維は、素材の材料が石油です。
その他に石油が原料としている繊維は、アクリルやナイロンなど多岐に渡ります。
安価で制作が可能なために、大量生産に適した素材と言えます。
生活に身近な繊維と言っても過言ではありません。
一方でリネンの材料はフラックスという植物の茎の繊維になります。
リネンが伸び縮みをする訳は、湿気を吸って、吐くという働きがあるからです。
湿気が多いとリネンは湿気を吸収し、伸びます。逆に湿気が少ないとリネンの中にある湿気を吐き出し縮みます。
伸び縮みというとデメリットのように聞こえるかもしれませんが、伸びるということはお部屋にある湿気を吸い込んでいる証拠でもあります。
お部屋の中の自然な調湿作用効果のあるインテリアアイテムでもあるのです。
リネンカーテンの丈の選び方
〇床までの窓(掃き出し窓等)の場合
掃出し窓にカーテンを掛ける場合、特に伸び縮みが多くなります。
リネンカーテンは、生地により伸び幅は様々ですが、約1%は伸びます。床にひきずりたくない場合は、あらかじめ床から
多めに空けることをお勧めします。特に神経質になりすぎず、リネン素材の自然らしさを楽しみたい場合には、床から20mm 上げた長さをご提案させていただいています。
◯腰高窓など場合
窓より長めに垂らして使用する場合などは、一般カーテンと同様に150mm〜200mm ほど長めに製作をしてください。
◯出窓や枠内にカーテンを吊るす場合
伸びることを考慮して少し短めに発注することをお勧めします。
カーテンの役割の1つに、断熱や保温効果があります。
窓付近は、寒い冬・暑い夏の室内外の温度差が1番ある場所になります。
カーテンを窓の前に掛けることで、外の冷気や強い熱を室内に入れない効果や、逆に室内の暖かい空気や冷えた空気を外に逃がさない効果もあります。
窓の前にカーテンを掛けることでも、断熱・保温効果はありますが、より効果を上げるには、“ブレイクスタイル”と呼ばれる、床を引きずるスタイルがおすすめです。
ボー・デコール横浜店でも皆様の不安や疑問にお答えしながら、カーテンのお見積りをさせていただいておりますので、安心してご来店いただければと思います。