皆さんこんにちは。
もうすぐで梅雨も明けて、晴れの日常に戻りますね。
暑くなると思いますが、熱中症などには気を付けてください!
さて、本日は原毛のギャッベについてご紹介します。
原毛のギャッベとは、染料で染められず、羊の毛をそのまま使って作られたギャッベのことです。個人的に、原毛のギャッベの色合いやなめらかな肌触りが好きです。
例えば、こちらは原毛の色合いが背景で、ザクロの木のデザインが織り込まれています。美しい絵柄で、アート作品のように見とれてしまいます。
まずはこの原毛の色合いに注目してみると、、
原毛だから白色だけなのでは?と思いきや、茶色や黒っぽい色合いも織られていますね。
羊さんと言われると、白色のイメージがあると思いますが、実は茶色や黒の羊もいます。
そのため、実際に原毛を使って織ると、白色がベースとなって、茶色や黒の色合いも所どころ入り込んで色のゆらぎが表現されます。この色の揺らぎをみていると、なんだか心が落ち着きます。
また、草木染めをしている部分の肌触りと比べると、原毛の部分はより滑らかな肌触りがして、とても気持ち良いです。
ザクロのデザインも美しいですね。ザクロは子孫繁栄の意味が込められて織り込まれています。もしかしたらこれを織った織子さんは、自分自身、もしくは娘の子宝を願いながら織っていたのかもしれませんね。
こんな形で、織り子さんがどんな思いを込めて織ったのかも想像しながらギャッベを見るのも楽しみのひとつです。想像を巡らせると心が温まります。
ザクロの実の色も一色ではなく、オレンジや赤色、黄色などの色合いがグラデーションになっていますね。ついつい一つ一つのザクロの実を追いかけて見とれてしまいます。
上記のギャッベの写真は全て同じものですが、見る角度によっても見え方の違いがあります。光の当たり具合によってもギャッベは様々な表情を見せてくれます。
写真だけですと表情の違いを感じていただきにくい部分もありますので、ぜひお店で直接見てみてください。