こんにちは。
アートギャッベは、イランの女性の織り子さんが手織りで織っています。
この手織りのギャッベは、とても織りが細かく、私自身もこの織りの細かさに圧倒されました。
ギャッベには、5段階の織りの細かさがあります。
その中でも、私たちのお店では上から一番目、二番目の織りの細かさのギャッベを取り扱っています。
本日は、一番目、二番目に織りの細かいギャッベについてご紹介します。
サフ ~二番目に織りの細かいギャッベ~
織りの細かさは、ギャッベの裏側を見ると分かります。
こちらはサフのギャッベの裏側です。この点々が、どれだけ織られているのかという回数を表しています。
なんと、10cm四方で約600回ほど織られています!計り知れないですね(笑)
二番目の織りと言っても点々がたくさん見えて、織りの細かさが感じられます。
実際に表側を見てみると、このように美しい絵柄が織られています。
サフでは、太めの糸を使って織っていて、毛足の長さも長く狩り揃えています。そのため、ふみ心地がフカフカしていて気持ち良いものが多いです。
サフのギャッベのデザインは、一番目の織りのものと比べて素朴な感じです。
しかし、絵柄も一目見ただけでは、サフなのか一番織りが細かいジャマールなのか分からないこともあります。
5段階の中で上から二番目の織りであっても細やかな仕上げになりますね。
ジャマール ~一番目に織りの細かいギャッベ~
サフよりも織りが細かいギャッベとは一体どうなっているのでしょうか?
一番織りが細かいじゅうたんはジャマールと呼ばれます。
とても織りが細かいですね。こちらは10cm四方で約900回ほど織られています。サフのギャッベの1.5倍の回数ですね。
二つの写真を見比べると、織りの細かさの違いがよくわかります。
ジャマールのギャッベは細めの糸を使っているので、より繊細で、細やかな絵柄を表現することが出来ます。
こちらがこのギャッベの表側です。パッチワークのギャッベで様々な細かい文様が表現されていますね。
こちらの絵柄を美しく見せるためにも、毛足を短めに刈り揃えています。
そのため、ギャッベを踏んだ時に、キュッと詰まった感じとなめらかさがあります。
2つの織りのギャッベそれぞれに特徴があって、魅力的ですね。
これだけ細かい手織りじゅうたんを織っている女性の織り手さんの腕はすごいです!
本日ご紹介したアートギャッベは、150×200サイズのもので、サフですと織り上げるのに3ヶ月から4ヶ月かかります。ジャマールですと約半年かかりますので、これ以上大きなサイズになりますと1年以上かかるものもあります。
アートギャッベは、長い時間をかけて織り子さんによって一生懸命に織られている手仕事の結晶です。
ブログだけですとこの魅力を100%体感していただくのは難しいと思いますので、ぜひお店で実際に体感してみてください。