こんにちは。湿気でムシムシとした季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
体調を崩されないように気をつけてくださいね。
さまざまなモチーフが描かれているギャッベには、それぞれモチーフに意味があります。
今日は、アートギャッベのモチーフの1つ、生命の木についてお話したいと思います。
生命の木のモチーフとは?
ギャッベでよく見る木の模様。これは、イランの糸杉をモチーフに織られています。
これが糸杉です。とっても大きいですよね! 人がこんなに小さく見えます。
そもそも糸杉とは、ヒノキの仲間です。樹高は大きいもので30メートルにもなります。
街路樹としても世界中で使われており、クリスマスツリーとしても親しまれているものもあります。
さらに、ゴッホが糸杉を主題にした「糸杉」、「糸杉と星の見える道」という作品を描いており、どれも糸杉の高さを感じます。
また、「新世界」で有名なドヴォルザークも、歌曲集『糸杉』から編曲した弦楽四重奏のための「糸杉」B.152という作品を残しています。
さまざまな作品に取り入れられているとても有名な木です。
樹齢がとても長いため、生命や、豊穣のシンボルになっています。
生命の木の意味
アートギャッベを織る織り子さんは、糸杉の真っ直ぐに高く育つ様子から、子どもの成長や長寿、健康への願いを込めて、子どもが生まれた記念に生命の木を織り込みます。
人びとの暮らす大地に深く根を張り、砂漠の厳しい自然環境に耐え、神様のいる天空に向かって大きく茂っていくようすから、「命」を表して、織り込まれます。
生命の木のデザイン
生命の木のデザインにも様々な種類があります。
ギャッベを織る織り子の女性の方々は、感性がとても優れており、織る方によってデザインが変わってきます。
繊細に織り込まれた生命の木
色んな色によってダイナミックに織り込まれている生命の木
どっしりとしたデザインの生命の木
糸杉をそのまま織り込んだようなデザイン
好きなデザインはありましたか?
この他にも生命の木は様々な描き方があります。
見たことのない生命の木のデザインを探してみるのも楽しそうですね。
ボー・デコール横浜店にも生命の木が織り込まれているアートギャッベがたくさんありますので、お気に入りの1枚を探しにお店に足を運んでみてください!