こんにちは、中林です。
リネンカーテンを楽しむ一つに独特のツヤ感や色合いの奥深さ、表情の豊かさが挙げられます。
今回は、リネンカーテンの表情を楽しませる『ネップ』についてお話しします。
ネップとは?
ネップとは、太い糸のことや糸だまりのことを言います。
リネンはフラックスという植物の茎の繊維から出来ており、自然なものなので当然ながら糸の太さも不均一です。
しかし、その不均一さが自然素材の証であり、カーテンとしての表情に深みを与えてくれるのです。
格子状の生地をよく見てみると太い線はよく見えたり粒のような糸を確認できます。
初めて見ると糸くずのように思うかもしれませんが、使い込んでいく中でこのネップの表情に愛くるしさをじわじわと感じてくるはずです。
ネップがあるから愛おしい
不均一より均等になっていた方が綺麗なんじゃないかと思うかもしれません。
しかし、リネン独特の心を和ませる美しさはこのネップなしには表現できないのです。
不均一な繊維を通して陽の光が射し込む際には揺らぎに変わり、そして優しく包み込んでくれるようになります。
この不均一な表情が素朴さを感じさせてくれ、使い込む中で愛着になり、心地良さを感じさせてくれるのです。
カーテンはお部屋に占める面積が大きいインテリアなので、無機質な表情よりもどこか温かみの感じる空間の方がリラックス出来ると思います。
何でもない休日にほっと一息つけたり、リラックス出来たりと空間に癒しを感じさせるリネン。
自然の揺らぎを感じれるのも一つ、毎日の生活の一部にしてみてはいかがでしょうか。