こんにちは。
研修スタッフの千葉です。
昨日、海外出張を終え日本に帰国しました。
空港から外に出ると響いてくるセミの声。
そういえば海外では聞いていなかったと振り返り、蝉の音は日本の夏の風物詩だと改めて感じました。
今回の出張では検品の仕事のほかにハグみじゅうたんの染色、織り、洗浄の工房などを見て回りました。
この時期は雨季で降水量の多い季節。
工房の方も日本のような晴れたり降ったりの天気だったので職人さんたちは大忙しでした。
なぜ職人さんが忙しくしていたかというと自然の恵みを利用してハグみじゅうたんを織り上げているから。
上下の写真のように染色後の糸や洗浄後のじゅうたんはお日様の力を借りて乾かします。
雨が降りそうになったら職人さん総出で干した糸やじゅうたんを取り込みます。
この時期のお日様はじゅうたんにとって貴重な時間です。晴れたらまた天日干しの再開です。
じゅうたんの天日干しスペース。
所狭しと洗い終わったハグみじゅうたんが敷き詰められています。
青空の下、身体全体に日光を浴びたじゅうたんたちは気持ちよさそうです。
日光浴中のじゅうたんを撫でると人肌以上にぽかぽか。
熱いというより暖かい温度。まるで干したての布団のようでした。
日光には殺菌・殺虫作用があるので、じゅうたんにとっては大切な時間です。
お日様の力は偉大ですね。
また、ハグみじゅうたんを洗う工程ではきれいな地下水を汲んで洗浄しています。
バケツで汲んだ水を豪快にじゅうたんにかけ、長いヘラのようなものでごしごしと洗います。
洗い終わったじゅうたんは先ほどの天日干しスペースに移されて日光浴する流れになります。
天候に左右されながらも自然の恵みを利用しながら作り上げているじゅうたんだと今回の出張で改めて感じました。
皆さまにも自然本来の優しさをハグみじゅうたんを通して感じて頂けたら嬉しいです。