こんにちは。
ここ最近は天気がなかなか安定しないですね…。
急激に寒くなったり、ジメジメした中急な大雨に見舞われたり。
私はジメジメした天気になると、アレがどうなっているかがとても気になります…。
そう!それはリネンカーテンの裾!
ボー・デコール横浜店では、リネンカーテンLif/Linの全柄を展示しています。
そしてもちろん、裾は床に付かないような長さで展示…をしているのですが、リネン素材でできているカーテンたちの裾をよく見てみると…
おっと!?
裾が床に付いているカーテンがありました。
実は、リネンカーテンの生地自体が伸びたことでこの姿になりました。
裾が床に付いたこのカーテンも、もともとは床に付かないよう、周りのリネンカーテンたちと同じ丈の長さで作っています。
ところが、使っていくとこのように生地が伸びて床に付くなんてことが起こります。
この“伸びる”ことは、『カーテンの自重』と『湿度』が深く関係しています。
『湿度』が高い環境や時期により、リネンの繊維に湿気が含まれてリネン糸は膨張、そして『カーテンの自重』により重心は下へと行くため、生地が伸びて見えるのです!
別のリネンカーテンでも、裾が付いている子がいました。
裾は付いてしまいましたが、こんな風に余分な湿気を吸い込んでくれることで、お部屋の中の湿度を常に調整してくれるきっかけにもなってくれているんです。
生地も決して伸び続けるわけではありません。
湿気を吸い込んで伸びたとしても、今度は湿気を吐き出して元に戻っていきます。
ジメジメとする湿度の高いときにはその湿気を吸い込み、一方でお部屋が乾燥しているときには含んでいた湿気を吐き出してくれる。
この動きがあることで、常にお部屋の中を快適な状態にしてくれています。
ただ、そうは言っても床に裾が付きっぱなしはちょっと…と思われる方もいらっしゃるはずです。
そんなときには、リネンカーテンの“縮み”を利用するのもおすすめですよ!
リネンカーテンは洗うことで生地が締まり、縮みます。
下の写真にあるリネンカーテンは、左側の生地が洗う前の裾の状態で、右側が洗ったあとの裾の状態です。
床についてクタッとなっていた生地の裾部分が、洗うと床に少しつく程度に縮みました。
ここからさらに、カーテンに付いているアジャスタータイプのフックを動かして調整をすれば、床には付かなくなるでしょう。
カーテンが伸びるって不思議なことですが、天然素材だからこそカーテンの姿になっても呼吸のような動きをしている証なんだな…と思うと少し可愛らしく思えてきます。
ぜひ、リネンカーテンの裾を見ながら、
「今は湿度の高い時期なんだな…。」
「今日は裾が上がって床に付いてない!お部屋の中が乾燥してきてるのか…。」
なんて、天然の湿度計としてお楽しみいただけたら嬉しいです!
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