初めまして、研修スタッフの中林です。
先日、新潟本店より横浜店へ移動して参りました。
人混みが苦手ではありますが、横浜暮らしに早く慣れるように頑張ります。
さて、本日はアートギャッベの中でも希少性の高い、ライオンギャッベを紹介致します。
ライオンには、「権威の象徴・知恵や富・たくましさ」などの意味があると言われており、アートギャッベを織るカシュガイ族の女性たちは、男の子の出産時に織られたりもします。
赤をベースに気品のあるライオンが描かれていますね。
また、カシュガイ族の女性は、愛する恋人の顔を入れた人面ライオンを織ることもあるのですが、こちらはそんな一枚なのでしょうか?
とてもユニークなタッチで織られたライオン。
なんだかほっこりするようですね。誰を想いながら織ったのか、どんな願いが込められているのかに思いを巡らせるのも一興。
他にも、ライオンではないですがこんな一枚も。
カッコよく駆けている様子の馬が描かれた一枚。
緻密に織られた、まるで絵画のような一枚は、まさにアートです。
アートギャッベは、織り機に対して下から上へと織り上げられていきます。そのため、アートギャッベには縦柄が多く、横柄を織るには高い技術が必要なのです。
頭で描いたイメージを織りながら形にしていく、本当に難しいことですが伝統として母から娘へ代々繋がれてきた織りの技術が如何に素晴らしい技術なのかをアートギャッベを通じて感じる事が出来ます。
ご紹介しましたライオンギャッベを織られた織子さんの想いを感じ取りながらご覧いただくのも一つの楽しみ方ですので、心に響く一枚を探しに是非遊びにいらして下さい。