リネンカーテンを見る中で、不安に思うことってなんでしょう?
よくお客様から挙げられる不安点としては、「縮んでしまうのでは?!」というところが代表的なように思います。
本日は、そんなリネンカーテンの一つの特徴でもある“伸び縮み”についてお話いたします。
確かに、お洗濯をした場合や気候によってはリネンは縮んだり伸びたりもします。
ただ、リネンの特徴である“伸び縮み”についてほんの少し知って頂ければ、
リネンのカーテン選びでも気難しく考えることも無くなるかもしれません。
リネンカーテンは自然素材=生きているもの。
そのため、伸び縮みはリネンカーテンをお使いいただくうえで必ず起きるものでもあるのです。
わたしも家でLif/Linのリネンカーテンを使っていますが、
下の写真の通り、左右で丈の長さに10cmほどの違いがあります…!
こちらのリネンカーテン、もともとは同じ丈だったのですが、
左右で洗濯の回数が異なるものなのです。
向かって右はまだ一度も洗っていないのに対して、左は数回洗濯をした状態。
ちなみに、洗濯の回数を重ねるごとに縮む長さは徐々に落ち着いていきますが、
洗濯を繰り返すと、トータル5~7%縮むとされています。
例えば、200cmの丈のカーテンですと、約10cm縮む可能性があります。
1度の洗濯で一気に10cm近く縮んでしまうというわけではありませんが、
最初の洗濯による縮みは比較的大きなものでもあります。
そのため、その縮みを考慮して丈を長めに取る方もいらっしゃいますよ!
ほんの少し丈をつけてルーズな雰囲気を楽しまれたり…
たっぷりと丈の長さをとることでボリュームも生まれ、
外国の家庭のような雰囲気も演出できます。
丈を長くとるということは、日本の生活の中ではあまり馴染みのないものかもしれません。
ただ、リネンカーテンの場合は、
自然素材ゆえ静電気も起きにくく、ほこりも付きにくい。
そして、丈を長くすることで冬場は隙間からの冷気も入れにくくしてくれます。
リネンカーテンだからこそ、丈を長くしても快適に気持ち良くお使いいただけるのです。
それでもリネンカーテンの縮みはできるだけ抑えたい!という方は、
防縮加工をオプションでお付けすることをお勧めします。
リネンカーテンLif/Linの防縮加工では薬品は使っておりません。
生地の状態で一度“湯通し”をするのです!
この工程を入れることで、リネンカーテンの収縮率は1~2%に抑えることができますよ。
カーテンはできれば洗濯をしたい、
けれどリネンカーテンは縮んでしまうのが難点…とお考えだった方も、
このように丈をあえてたっぷりと取ってみたり、防縮加工を付けたりなど、
リネンを楽しむための解決策はきっとみつかります!
自然素材ならではの“個性”もぜひお楽しみください。