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どうしてウールのじゅうたんは良いのか?②

2018.01.27

こんにちは。

さてさて、以前もご紹介していた“ウールじゅうたんがなぜ良いとされるのか”

今回はその続きをご紹介いたします。

 

前回は静電気と自然素材の関係性からお伝えしましたが、

今回はウール素材自体について、その機能性の豊かさをお伝えします。

 

ハグみじゅうたん、そしてアートギャッベは全て上質なウールで作られています。

そのウールを、丁寧に丁寧に染めていくことで

羊の毛の中にたっぷりと含まれた油分をそぎ落とすことなく作られていきます。

 

(こちらは染めていない羊の毛だけで織り上げたアートギャッベ。
油分がまだ残っている状態のアートギャッベはとても滑らかな手触りです)

 

そんなウールには2つの効果があります。

それは保温効果調湿効果

◎保温効果

1日の気温差が激しいところで過ごす羊は、夜間の厳しい寒さを自分の体温でしのぐため、
その羊たちの毛は保温性に優れています。
そのため、今の時期のような寒い冬にウールのじゅうたんをお使いいただくと、
人の体温がじんわりとじゅうたん全体に伝わり、その暖かさをとどめてくれようとします。

ホットカーペットや床暖房、こたつとも相性がとても良いです。
これらの熱をプラスしても、すぐには暖まりはしません。
ただし、暑苦しい熱がダイレクトにくるではなく、じっくりじっくりと体の芯から暖まるような熱を与えてくれますよ。

 

(ハグみじゅうたんER6175の上で猫ちゃんも日向ぼっこ)

 

◎調湿効果

先ほどお伝えしたように、羊たちが生活するところは1日の気温差が激しいです。
そのため、日中は夜間と比べるととても高温で、蒸し暑いところとなります。
そんなジメジメと蒸し暑い場所で生活する羊の毛は、
自分たちの体に籠りがちな熱や湿気を逃してくれる作用を持っています。

ウールは天然のものですので、そのときの環境に合わせて湿気を吐きだす動きをしてくれます。
呼吸をしているのだと思うとイメージがしやすいかもしれません。
 
そのウールが使われたアートギャッベやハグみじゅうたんは
日本の蒸し暑い環境にも合わせて、気持ち良くお使いいただけますよ。
夏のてざわりは「サラッ」としています。

 

 

以上が、ウールのじゅうたんが良いとされる理由です。

「夏になったら片づけなければいけない」
「汚れたら捨てなければいけない」

そうは思わず、夏も冬も1年中お使いになりながら、汚れたときには手入れをしていただき、
使えば使うほど愛着を持てるようなじゅうたんにしていっていただけたらと思います。

 


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