こんにちは。新入社員の千葉です。
本日は原毛(染めていない羊の毛)のじゅうたんについてのお話です。
突然ですがみなさんは羊と聞いたら、想像する羊はどのような毛をしているでしょうか。
きっと、下の写真のようにふわふわもこもこの白い毛をまとった羊を思い浮かべるのではないのでしょうか。
しかし、ギャッベで使われる羊の毛は種類が異なります。
ギャッベの羊毛はヤギのようなストレートな毛をもつイランの羊の毛を使います。
この羊は”高山羊”という羊で、寒暖差の激しいイランの高山地帯に適応するため、毛には上質な脂分をたっぷりと含んでいます。
ギャッベのなめらかな肌触りは、高山羊たちの上質な脂分のお陰なのです。
高山羊は白い毛をもつ子だけでなく、黒、茶色といった色の色を持つ羊もいるのです。
原毛のアートギャッベとは、そんな高山羊たちのそのままの毛を使って織り上げたじゅうたんなのです。
染色の工程がない分、羊の上質な脂分がたくさん残っているので、よりしっとりなめらかとした感触を楽しめるのが原毛のじゅうたんの特徴です。
頬ですりすりしたくなるほどの心地よさがありますよ。
ボーデコール横浜店でも染めていない羊の毛でできた、原毛のギャッベが展示してあります。
こちらは原毛でパッチワーク柄を表現したじゅうたん。
色をうまく使い分けてパッチワークを表現しています。シカや生命の樹、女の人の文様も同化しないような色使いをされていて素敵な一枚です。
なんとなく懐かしく感じるのは、原毛の白黒茶のセピア色で表現されているからでしょうか。
原毛だけで馬を表現した一枚。
額縁に入れたいほど写実的に馬が描かれた原毛のじゅうたんです。
馬が描かれるギャッベはなかなかお目にかかれません。
アート性が高く個人的にお気に入りのギャッベです!
原毛のアートギャッベは芸術性だけではなく肌触りもとても気持ちいいです。
私は原毛のギャッベを触れるとき、動物を撫でている時と同じ感覚になります。脂分が豊富な分、天然素材の気持ち良さが楽しめます。
ボーデコール横浜店では原毛のギャッベを多数展示してあります。実際に触ってみて原毛の気持ちよさを体感してみてください。