みなさんこんにちは。
急に暖かくなり、初夏の季節を感じますね。
気温の変化もまだまだ続きますので、体調にはお気をつけてお過ごし下さい。
さて、本日はリネンカーテンの可愛らしいポイントについてお伝えしたいと思います。
リネンのネップ
ネップとは、下の写真をご覧いただいた際に見える、糸が集まって太くなっている部分です。
リネンの糸は一本一本糸の太さが異なります。その糸を紡ぐからこそ、このネップが生まれます。
このナチュラルな風合いがリネンらしさで可愛らしいです。
ネップの点や線が入り込むことで、リネンカーテンに揺らぎが生まれ、より表情が豊かになります。光の入り方も均一でなく、木漏れ日のような優しい感じになります。
この「ネップ」はどのようにして生まれるのでしょうか?
リネンは、フラックスというお花の植物の茎から作られています。
リネンの糸を作る際は、フラックスの茎をばらばらにして繊維状にしていきます。
この繊維を紡いでいくことで一本の糸になります。
この手間のかかる複雑な工程を経るからこそ、個性のある、太さの一本一本違う糸が出来上がります。
天然素材だからこそ演出できる美しさですね。
生きている繊維「リネン」
リネンは、まさに人間と同じように呼吸をしています。
空気中の湿気を吸ったり放出したりしているのです。
湿気を吸い込むとカーテン自体が重くなり丈が伸び、逆に湿気を放出すると伸びた丈が元に戻るという現象が起きます。
このくたっとした感じも可愛らしいですね。いつもパリッとしているのではなく、季節や気候によってリネンカーテンはまた違った表情を魅せてくれます。
また、リネン素材のお洋服などをお持ちの方はお分かりかと思いますが、リネン生地はシワになりやすいです。そのシワ感もまたリネンの特徴の一つです。
写真を見てみると、やはりでこぼこ感がありますね。天然素材のナチュラルな感じがして、これもまた味わいがありますね。
このようにリネンは天然素材ならではの魅力的な表情を持っています。この可愛らしい表情を見ながら日常生活で癒されてみてはいかがでしょうか?