こんにちは。
毎日暑い日が続いていますね。
暑いといえば、アートギャッベの赤色も、夏の間は「暑そう」という声をお聞きします。
確かに、ただでさえ見た目が暑そうな羊毛で赤色となったら、暑そうだなと思いますよね。
でも、少し視点を変えてみると、とても魅力的な色なのです。
アートギャッベの赤色は、茜という木の根っこが原料となっています。
こちらを粉にして羊毛と一緒に煮込むことで、色鮮やかな赤色の糸ができあがります。
植物から生まれたこの赤色。
ギャッベの赤色を暑そうだなと思う前に、一つ思い浮かべていただきたいものがあります。
それは、ともし火です。
夏のこの時期、キャンプファイヤーや灯篭流しなど、
炎を見る機会が少なからずあるように思います。
ロウソクのゆらぎや、キャンプファイヤーの炎のゆらぎを、
なぜか無心になって見てしまうことってありませんか。
炎は暑いだけではなく、どこかざわついていた心を落ち着かせてくれる力があるように感じます。
アートギャッベの赤色も、炎と同じように、一色に見えて様々な赤色が織り込まれています。
このゆらぎが、暑さに疲れた心を落ち着かせてくれるのではないでしょうか。
次にアートギャッベをご覧になるときは、ぜひ赤色のゆらぎにも注目しながらご覧になってみてくだい。