以前アートギャッベの中でも、赤色を中心にご紹介をさせていただきました。
今回は、青色のアートギャッベについてご紹介いたします。
アートギャッベに織り込まれる青色
次縹(つぎはなだ)、呉須色(ごすいろ)、み空色(みそらいろ)、天色(あまいろ)、浅葱色(あさぎいろ)
これらはすべて、日本の青色の名前です。
青色だけでも50以上の色の名前があります。
み空色は秋の明るく澄んだ薄い青空のような色。天色は晴天の澄んだ空のような鮮やかな色を表すのだそうです。
同じ空の色にもいくつか名前があるように、アートギャッベに描かれる青色も一言で青と言えないほど、様々な青色で表現されています。
アートギャッベに使われる青色はインディゴによって染めたものです。
インディゴはデニムを染める時にも使われており、私たちの生活の中では身近な色と言えます。
そのため、じゅうたんに青という考えは無かったという方も、
アートギャベを見ていく中で青色に魅かれる、青色が落ち着くと思うようになり、
結果的に青を選ばれるという方も少なくありません。
青色は寒くない?
今の時期、青色のアートギャッベを選ぶうえで多くの方が気にされているのは、
“寒い印象がある”とうことです。
青色は気持ちを落ち着かせる色でもありますが、同時に寒々しい印象も受けてしまいますよね。
特に今の時期は、お部屋の中を暖かくしたいという思いもあるので、寒色系の青色を取り入れることに抵抗を感じてしまうかもしれません。
ですが、アートギャッベの青色こそ、冬の時期に敷いていただきたいと思います。
なぜなら、アートギャッベの青色は、遊牧民の織り手の女性たちがいつも見上げている空の色だからです。
織り手の女性たちは、身の回りにある風景や、憧れの景色、家族への想いなどを、
模様や色に込めてじゅうたんを織りあげていきます。
中でもアートギャッベの青色は、空を表していることが多いようです。
私たちの本社がある新潟は、冬の時期はほとんど青空を見ることがありません。
「今日は晴れたね」と言っている日は、晴天ではなく、少し明るい曇りの日です。
なかなか快晴を見ることができない冬場こそ、お部屋の中に青空を取り入れることで、
明るい気持ちで厳しい冬を乗り切ることができるのではないかと思います。
青色のアートギャッベの施工例
素敵な青色のアートギャッベを選んでいただいたお客様のお家をご紹介します。
シンプルながら、色の揺らぎでとても深みのある表情を見せてくれています。
こちらも、青色を基調にしたアートギャッベです。
様々な青色の中に可愛らしい文様が色とりどりに織り込まれ、なんだかホッとするような優しい一枚です。
和の雰囲気もあるので、障子とも相性抜群です。
鮮やかな青色の中に、ザクロの木が描かれたアートギャッベ。
木の柔らかな雰囲気のお部屋の中で、鮮やかな青色と繊細な木の色合いがお部屋全体を明るくしてくれています。
青色のグラデーションが美しいこちらの一枚。
シックな色のソファーやアンティーク調の家具とも見事にマッチしています。
お部屋に青色を入れたことがないから、と青色のアートギャッベに踏み切れないという方もたくさんいらっしゃいますが、
自然を写し取ったアートギャッベは、どのようなお部屋にもすっと馴染んでくれます。
アートギャッベの中では数としては少ない青色のアートギャッベ。
お店で見かけたときは、その深みのある色合いをじっくりを味わっていただきたいと思います。
そして、お部屋に青空を敷くような気持で、青色のアートギャッベを選んでいただければと思います。