こんにちは、いとうです。
イランの旅、中盤でイマーム広場へ行ってきました。
イスラム教は偶像崇拝が禁止されているため、タイル一枚一枚に、文字や模様を抽象的に入れ込まれています。
ちなみに、この壁画は中央が孔雀を表しています。
タイルは全て人の手によって描かれ、今もなお次世代が修復をし受け継がれております。
このモスクのデザインはペルシャ絨毯のデザインとしても受け継がれているのです。
人の手が加わっていて、すごくパワーのある場所でした。
このモスクは謝罪やお参りに来るのではなく、お願いに来るような場所だそう。
不治の病になってしまったときなど、神様に願うと神様が治してくれるとも言われているそうです。
そんな神聖な場所に心まで清められる想いでした。
中のバザールへも寄ってみました。
観光名所のため、人が沢山いて道も迷路のようで一人だと迷子になりそうな場所です。
バザールで、様々なイランの職人さんに出会いました。
まずはペルシャ絨毯。
デザインをする人がいて、それを紙に写す人がいて、そのデザイン画を基に織る人がいます。
こちらはイランの鉄職人。
カンカンカンと音を立てて、鉄を叩きながら模様を付けて絵を描いていました。
伝統的なイランの更紗を作る職人さん。
更紗はスタンプで色付けをして作られます。
スタンプを押す回数が多ければ多いほどお値段が上がるそう。
これがスタンプです。
用途に合わせ使いやすい、様々な大きさやデザインのものがあります。
ラクダの骨に絵を描く職人さん。
とっても繊細な絵を描かれます。
イランのお土産物で人気のあるラクダの骨で出来た小物入れにも一点一点丁寧に絵を描いています。
熟練された技であり、とっても繊細で美しかったです。
モスクの壁画含め、伝統的な職人さん達は緻密で丁寧な仕事をされている素晴らしい人・物ばかりでした…。